血液中に含まれる尿酸の量を表しています。尿酸はプリン体が分解してできた老廃物で、血液中の濃度が高くなると、溶けきれなくなった尿酸が結晶化します。
尿酸の結晶が痛風の原因になるのです。尿酸の結晶は、関節にたまって痛風発作を起こすだけでなく、腎臓にたまって腎障害を起こすこともあります。
一般的に尿酸値は女性のほうが低い値になります。痛風は圧倒的に男性に多い病気です。
原因となる生活習慣などが改善しない限り持続する慢性疾患です。尿酸降下薬により、血中尿酸値を6.0mg/dL以下に低下・維持することが重要です。尿酸降下薬による治療により、高尿酸血症に合併する慢性腎臓病(CKD)の進展が抑制されたという報告も増えつつあります。